Q:腰痛の時ってどうなってるの?
A:ぎっくり腰と大差ありません
結局は大腰筋です
解説
これだけ腰痛で悩む人がいるのに、肝心の腰痛については余り深く考察・研究がされないという不思議な状況。何でなんでしょうね?
全部を知る必要はありません
腰痛にしても沢山の種類があります。原因が人それぞれです。全ての人類が「同じ道を辿って腰痛を起こす」なんて事はありません。
ですが、それぞれの腰痛で「似通った現象」は起こっています。それが「共通事項」なのでしょう。
そこだけ押さえたらいいです。
自分の腰痛を10割理解しようなんて思わないでください。だって医学ですら85%がわからないんですよ。無理です。
だったら、全体の6割くらいを理解して、その6割を徹底的にマークすればいいんです。サッカーでも相手の主力選手をマンツーマンで抑えたら勝てちゃった、なんてことがありますがそれと同じです。
要所要所を抑えて生活への悪影響を最小限に抑えたら十分じゃないですか。
目線を少し変えて腰痛と向き合ってみてください。
腰痛時はこうなっている
殆どの人がこの状態になっています。
ドン!
これは何も特別な姿勢ではありません。現代人の多くはこれに近い姿勢を常にしています。というか、現代生活はこの姿勢に寄せていく内容だと思って下さい。
なので何もしなくても「ただ生活をしているだけ」でこの姿勢へと近付きます。
そして、腰痛が起こる。
実に自然な流れです。何も驚く要素がありません。
要は大腰筋の緊張・短縮が慢性化
腰痛患者さんは「インナーマッスル」という言葉でなじみ深いと思いますが「大腰筋」という筋肉です。奥にある深層筋ですね。
ドドン!
サッカーの長友選手がこの筋肉がとても発達しているとして脚光を浴びました。あれ、発達しているのか「慢性化した緊張」なのか、誰も検証していないのがとても気になります。スポーツ選手の多くはプロアマ問わず身体の使い方は余り上手ではありません。偏った使い方で相当に無茶をするので物凄く歪みを抱えているケースが多いのです。
大腰筋は本来そんなに頑張らない
大腰筋は支えるサポート筋に近く、そこまで太くなるような事は早々無いはずなんですよね。普段は外側・中間層の筋肉に守られて内側でのんびり「自分の仕事」だけをしている感じです。
その大腰筋が何かしらの理由で慢性的な緊張・短縮状態に入ると「腰痛」が良く起こります。腰の動きがとても重たくなるのです。
腰痛はぎっくり腰にしてもヘルニアにしても、この大腰筋とは切っても切れない仲だと知っておいて下さい。
色のついた部分が大腰筋です。体幹筋と言えば大抵がここを指します。体幹筋ってもっと沢山あるんですけどね。
大腰筋は直接攻撃は向かない
腰痛・ぎっくり腰・ヘルニア全てに通じますが、この大腰筋は「直接攻撃は向かない」とだけ覚えておいて下さい。
施術後は楽なんだけどね。。。
この腰痛治療の鉄板ワードが生まれる理由が正に「大腰筋を直接攻撃」する場合に起こります。
- 大腰筋をストレッチ
- 大腰筋をほぐす
- 大腰筋を矯正
この様の大腰筋を直接狙うと、即効性は非常に高いのですが2~3日で症状は戻る事が多いでしょう。
無理やり緩めたのが戻った
要は外側から無理やり接触するので、一時的な変化は生み出せますが、それが「身体の状態」として定着はしないという事です。
これは「即効性を求める人」専用の「対処療法」です。
ですので、誰が悪いという話ではありません。そもそも「戻るはずの治療」なのですから。
じゃあ、どうするのよ
大腰筋を直接攻めても「また戻る」ならどうすればいいのか?
普通の身体になればいい
これだけです。これだけで慢性腰痛はコントロール下になります。逆を言えば「たったこれだけ」ができない時代なのです。
腰痛を何とかしたい、それも長年の重い、だるい腰痛を何とかしたい。そういった場合は大腰筋や腰方形筋など、特定の筋肉を弛緩させるのではなく、後方支援の大腰筋を最前線へと送り出した「本来働くべき筋肉」の働きを正常化させれば解決するのです。
要は大腰筋が現場に出る必要を消し込んでします。
それであなたの腰痛はそれこそ7~8割は大人しくなるでしょう。多分。
変化が全くなければ原因は二つ。
- 身体の感覚が鈍い
- 原因は別にある
このどちらかです。
総論
腰痛は大腰筋を開放してあげれば何とかなる。事が多い。
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