Q:ぎっくり腰はどうしたらいいですか?
A:可能なら安静にしてください
3日間安静で一気に回復します
ぎっくり腰はその強烈な症状の反面、72時間以内に一気に改善するケースが非常に多いです。筋損傷が原因なのですが、72時間で筋修復は7~8割完了します(一般的には)。
人間の免疫系統は何故か72時間でひと段落するケースが多い様です。
解説
ぎっくり腰は可能であれば「安静」を最優先にしてください。それが「最良の治療法」となります。
魔女の一撃
ぎっくり腰はその強烈過ぎる症状の為、頭は大パニックになります。
日常生活が送れない!!!
ですが、安心してください。3日の安静で殆どの人が動ける様になります。それでも症状が変わらない場合は関節が少しズレている可能性がありますので、早めに仙腸関節か腰椎の矯正を受けると良いでしょう。
たった1本の骨がポキっと動いただけで、あれだけ固まっていた筋肉が一気に動き出します。
但し、筋肉に損傷が残っているので注意して下さい
兎にも角にも、72時間は家族の協力のもと、絶対安静を第一にしましょう。
二足歩行ができているなら軽症
どれだけ腰が痛かったとしても、二足歩行ができているなら「軽症」だと考えてください。「そんな馬鹿な!」と言いたくなるくらい痛いと思いますが、実際軽症です。
- 腰から上が座らない
- 咳・クシャミが骨に響く
- 寝返りが打てない、身体がついてこない
これくらいの状態になると中~重症となります。立ち上がるだけで10分は必要になるレベルです。
ですが、それくらいのレベルであっても矯正1回で普通に動ける様になる事が多いです。それが「ぎっくり腰」だと覚えておいて下さい。
冷やさなくてもいいです
ぎっくり腰で「炎症を抑える為にも冷やす様に」という指示が出る事があります。これは目的によって変わるのですが、弊社は「そのまま」にしておくことを推奨しています。
「炎症反応」とは人間の免疫反応ですので、それを抑えてしまうと痛みは治まりますが、治癒活動も収まります。というか抑え込まれます。
疼痛と治癒のどちらを優先させるか?
決めるのはあなた自身です。早く損傷筋の修復をしたいというなら痛みを受け入れて安静にしておくのが良いでしょう。発痛物質は「免疫への狼煙」ですので、血球成分がそこめがけて集結している最中です。
どうしても動かなくてはいけない場合
「仕事を休めない」といった事情がある場合も多いです。
その場合は「コルセット」で腰を固定してあげてください。腰回りの筋肉は「筋肉の鎧」と化して損傷部位を守っています。
ですので、その代わりに「人工筋肉」としてコルセットを装着するのです。腰を固定する事である程度の動きが取れる様になります。
急ぎで矯正を受けるのもありだと思いますが、その場合はあくまで「安静までの繋ぎ」であると考えてください。矯正治療後に動けるからと無理をして椎間板ヘルニアを引き起こすケースが結構ありますのでご注意下さい。
身体が動ける様になったのは「筋肉の鎧」を矯正で無理やり解除したからです。損傷は未だ健在であると肝に銘じておきましょう。
痛みの意味を知ろう
「痛み=悪い」
この様な大前提がいつの間にか定着していますが、それがまず違うという事をせっかくですので覚えてください。
「痛み=炎症=免疫反応の一部=治癒力の一部」
実は痛みには大切な意味があるんです。なので、そんなに嫌わないでやってください。
むしろ「異常を知らせてくれている」とても親身な存在なんです。
総論
ぎっくり腰は72時間の安静が最良の治療。
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