Q:何故、その場は良くてもすぐ戻るの?
A:その場の変化を優先するから
「痛い」を「痛くない」にしただけ。
これは「何故?」というより「当たり前」なのです。それをまずは知りましょう。
解説
これは本当に多い質問です。
施術後は良いけど。。。戻る。
この「症状の戻り」に悩む患者様が本当に多いです。ですが、それは「当たり前」です。何も驚く事ではありません。
施術で何をしているか
「戻りが早い」と感じる場合、その施術で何をしているかを考えてみてください。
十中八九、「痛い、動かない」と申告した部位に対して「痛くない」「動く」という変化を提供されたはずです。
うわ!痛くない!
うわ!動く!凄い!
そして患者様はこう思います。
治った!
これが大きな勘違いなのです。
何も治っていない
- 動かない部分が動く。
- 痛かった部分が居たくない。
痛みや不自由に意識が持っていかれている状況では「ここが悪い」と確信を持ってしまいますが、身体に起こっている事はもっと全体的なものです。
痛みや運動制限はいわば「表層に出た症状」に過ぎません。つまり一番端っこの問題です。
それを施術で取り除いたところで、本命となる内側の問題はそのままになっています。
だから、あっという間に症状が戻ってくるのです。
問題の本質は両者共にある
戻りが早い理由は説明しました。ではどうしてこれが起こるのか?
それは治療家、患者様どちらにも原因があります。
患者側の問題
- 痛みを取って欲しい
- 動く様にしてもらいたい
この様な「わかりやすい変化」を求めて治療院へ向かいます。
治療家
- じゃあ、痛みを取ります
- じゃあ、動く様にします
つまり、患者様のニーズに治療家が答えた結果「痛み」「動き」を取り戻す治療が主流となっただけなのです。
問題の本質は、我々日本人全体の「健康意識の低さ」が招いていると知って下さい。南淵 明宏先生の言葉を借りるところの「患者力」が圧倒的に不足しているのです。
その結果が
痛くない!治った!
動く!治った!
という勘違いを生み、更には
直後はいいけど、戻るなぁ。。
という「至極、当たり前」の状況を理解・分析できずに困ってしまう悲劇です。
それは「おかしい」ではなく「当然」の結果なのです。何故なら「戻らない安定」を作る治療ではなく「その場の自覚症状を取り除く」治療を受けているのですから。
総論
戻るのは当然。それを求めているのは実はあなた自身なのです
直営院もご利用下さい。
弊社、(同)腰痛治療ナビの直営院は吹田市千里丘下にあります。
直営院では当然「戻らない安定した身体と健康」を作り上げる為の施術に取り組んでいます。
一般の予約受付をしているのは1院のみですが、宜しければご活用下さいませ。
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