Q:低周波と高周波の違いって何?
1~1,200は低周波
1,000~10,000は中周波
10,000~27,000は高周波
低周波はピリピリ感じます。
解説
低周波と高周波は「感じるか否か」で分けていいです。
100Khz(100,000hz/0.1Mhz)あたりを境目にして感じる事ができなくなります。作用も「刺激」から「温熱」へと切り替わります。
衝撃の真実
この低周波、高周波、そして中周波やマイクロカレントなど、色んな種類があります。ありますが。
使っている人が
よくわかっていない。
こんな状況にあります。一般家庭の話では無いです。治療院の話です。
メーカーの話を鵜呑みにするだけ
正に「EMS伝言ゲーム」が日本中で起こっていると思って下さい。
低周波と高周波の違いを知らない先生の方が多いんです。正確には「わかったつもりになっているが、説明を求めると口ごもってしまう」というケースが多い。
何となく
で済ませている
これが今の現状です。正直、、、「余り宜しくは無いなぁ」と思います。
低周波はどうなの?
一般的なEMSはこれにあてはまります。ピリピリ感じるなら間違いなく低周波です。
- 中程度の刺激で神経機能が強化される。
これが目的となります。神経機能が強化されるとは早い話が「閾値が下がる」という事です。
要は敏感になるという事。
普通なら何も感じない様な刺激でも感じ取ることができる様になるという事です。
逃走or闘争でいうなら「闘争」側ですね。神経が臨戦態勢へと入ります。
弊社としては余りおススメしていません。メリットが見えない。
でも痛みがマシになった!
低周波治療で痛みがマシになったという方、それは「痛みを感じなくなった」だけです。
え?神経過敏になるんじゃ?
そこが人間の凄いところ。全ての神経が過敏になる訳ではないのです。
- 瞬発力を生む運動神経は過敏になります。
- 状況を把握する感覚神経も過敏になります。
- 動く際に邪魔になる「痛み」の知覚は過敏になりません。
痛みが無くなったのではなく「そこにある痛みを感じなくなった」だけなので、問題は全く解決していないのです。
高周波はどうなの?
高周波は基本的に「温熱」だと思って下さい。
- 強い刺激は神経機能を抑制する(高周波)
これですね。
皮膚の奥まで浸透した高周波は血管や筋肉を温める事で神経機能を抑制(穏やか)にします。深部筋肉を使うというより緊張を解いていくといった方が正しいでしょう。
高周波はポカポカ暖かさを感じるはずです。
こちらは血流促進には効果的です。
何でゼリーで濡らすの?
良く低周波や高周波治療の際(特に低周波)にはゼリー状のもので皮膚を濡らすと思います。あれには立派な目的があります。
電気抵抗を下げる為です。
要は体内に電気が流れやすくすることが目的となります。
それをしないと低周波の電気エネルギーは皮下1~2㎜で80%近くが失われてしまい効果が殆ど見込めません。
乱暴な言い方をするなら
低周波・高周波共に「その場しのぎ」だと思って下さい。何かが定着する事はまずありません。
その場は刺激が入ったり、温熱効果が出るので楽になりますが、その効果の持続性・定着性は皆無です。
ですので、本物は「治療プロセス」の中に組み込み、上手に「その場しのぎ」の力を利用しています。本命の治療がある場合は「その場しのぎ」の変化がとても大きな助けになるのです。
総論
低周波と高周波は全くの別内容。どちらも「根本解決」には至らない。
直営院もご利用下さい。
弊社、(同)腰痛治療ナビの直営院は吹田市千里丘下にあります。俊カイロには非常に優れた高周波治療器である「マイクロ波」がありますが、基本的には手技ですので余り使ってはいません。一時的な変化を生むには良いですが、根本的な変化は生めないものです。
一般の予約受付をしているのは1院のみですが、宜しければご活用下さいませ。
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